過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
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189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/05/15(日) 03:37:39.58 ID:KTxt9z9mo
山村「……私……今ね……すごくエッチな気分なんだ……」

 俺の目は点になっていただろう。
 
山村「先生が、世界でも例の少ない……エロエロ病だって……」

 これは、ぎゃぐ、なのですか?
 神様、僕はどうすれば良いですか?

兄「えーと……」

 俺は落ち着きを取り戻す為に、後頭部を掻く。

山村「兄、君……」
 
 心なし、山村さんの息が荒くなって来ている。

山村「私の事……美味しくいただいて……」

 音を成していないだけで、喘ぎ声の様な息を漏らす。
 俺は唾を呑んだ。
 ひょっとすれば、ぎゃぐではなく、単に俺への愛の告白の、照れ隠しかも知れない。

山村「お願い……もう我慢出来ないんだ……」

 山村さんは俺の手を取り、下半身を隠す布団の中へ導く。
 ついに濃厚なエロシーンが始まろうと言うのか!?

兄「……?」

 異質な感触に俺は手を止める。
 固い板のような物だ。
 止せば良かったのに、とはこの後の俺の思考だ。
 ひっぱり出したそれは、やはり板で、文字が書かれていた。

山村「ドッキリ、大成功!!」

兄「……」

山村「完全に騙されてたよね? ふふ、これって少女漫画でこう言うシーンが有ったんだよ」

兄「ドッキング、大性交。の間違いだよな!?」

 俺はあきらめ切れずに、ズボンに手を掛ける。

山村「ドッキリだから、脱がなくて良いんだよ!」

 その板で俺は殴られた。


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