過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
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209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/06/08(水) 02:18:02.95 ID:5pSlaiTAO
兄「……どぴゅっ」
山村「……?」
兄「いや、これが俺たちの合い言葉でな」
もちろん、校門まで歩いている最中に浮かんだ思い付きだ。
兄「……来ないぞ」
山村「誰が? ううん、その前に合い言葉、どぴゅっ、で合ってるの?」
山村さんが「どぴゅっ」なんて口にするもんだから、ちょっと興奮してしまう俺。
だが、この程度で満足する程甘い男じゃないぜ。
兄「聞こえなかったのかも知れないな。山村さんも協力してくれ」
山村「う、うん。どぴゅっ!」
兄「いや山村さんは、ぬぷっ、って言ってくれ。俺はどぴゅっだ」
山村「うん。じゃあいくよ、ぬぷっ」
兄「どぴゅっ!」
山村「ぬぷっ!」
兄「どぴゅっ!」
しばらく破廉恥行為(ぬぷぬぷどぴゅどぴゅ)に耽っていると、見知った姿がスクーターに乗って現れた。
探偵さんだ。
探偵「こんな所でどうしたんだ?」
山村「探偵さん!」
探偵「……ああ、あの時の。ワンコは元気かい?」
山村「はい、おかげさまで」
探偵「そうか。良かったな」
二人の間に和やかな空気が流れる。
仲睦まじい様子は傍から見ると、美男美女の逢瀬にも映る。
どっちも美人だからなぁ。
などと考えていると、不意に探偵さんが振り返った。
探偵「……なあ、兄。ちょっと不味い事になってるかも知れないな」
遠田の事を調べてみると言っていたな。
俺はかっこ良く、言葉を返す。
兄「奇遇だな。俺の方もそう思うぜ」
何かしら、おかしな事をしているのは確かだろう。
探偵「……ほら、これ」
探偵さんはクリアファイルを俺に手渡す。
兄「……こ、これは!?」
山村「ん〜?」
山村さんが後ろから、俺の手元を覗きこむ。
俺はどきりとした。
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