過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
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254:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/09/08(木) 15:37:55.36 ID:elgFSo0Eo
雲子「食べるの? 仕方ないわね」

 雲子が食べかけを俺に差し出す。
 シュークリームの食いかけはデロデロヌチョヌチョかと思いきや、綺麗に食べてるな……。
 ……?
 俺、別の事を考えなきゃいけない気がするんだが……。

兄「……そうか」

雲子「何よ」

兄「……俺はいつからギャルゲーの主人公になっていたんだ!?」

雲子「は?」

兄「女の子に抱き着かれて、食べかけを貰う!? 現実にある訳がない! 俺はギャルゲーの世界に迷い込んでいたのか!?」

雲子「さっきから意味が分からないわよ。ギャルゲーって何よ……」

兄「と、とにかく、すでにフラグ立ってるんだろう!?」

 こうなっては、キス、頬を染めて見つめ合い、ヌチョヌチョ、の定番コンボは避けられん!!
 俺は目を閉じて唇を伸ばした。
 
兄「んんー……」

雲子「ん」

 柔らかい感触が俺の唇に触れる。
 触れたかと思うと、それが広がり唇周辺を覆い、一部が口の中に侵入してくる。
 こ、こんなにいきなり激しいキスなんて!?
 
兄「んんっ……」

雲子「ん? 何よその食べ方」

 俺は目を開いた。
 雲子の腕が俺の顔に伸びている。
 って事はこれはキスでは無くてシュークリームか!?

兄「ぶはっ! 洋菓子の分際で俺を謀るんじゃねぇ!!」

雲子「……あんたねぇ」

兄「ほひ?」

 雲子の顔には、俺の激しい呼気に吹き飛ばされたクリームが散りばめられていた。

兄「エロデコレーションッ!?」
 
 不機嫌そうに俺の顔を見上げる瞳、黄みを帯びたとろみある白濁液滴る柔肌。
 俺の心の選択肢が「押し倒しますか?」「はい・YES」と問いかける!!

兄「すでに十八禁シーンとは知らなかった!!」

 探偵さんと雲子を振り払い、雲子を押し倒す。
 
兄「ぐえ」

 何が起きたのか、急に俺の首が締まった。
 雲子は事が急展開だった為か、床に座りきょとんとしている。

探偵「君は少し落ち着くべきだ」

 背後に、探偵さんが立っていた。自分の後頭部を撫でている。
 俺が振り払った時にぶつけて、目が覚めたのか。




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