過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
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55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/16(水) 02:03:11.25 ID:TksUVzrAO
俺は黙々と、『恋愛ノート』の作成に勤しむ。
今は女の子のおっぱいの大きさに関する項目だよ。
雲子が一番の巨乳で、占い師が一番の貧乳だ。
まあ、大きくても小さくても、俺の大好物だがな。おっぱい。
そんな中、ちらほらと席が埋まり始める。
兄「あ……」
一般生徒に紛れて、美人の山村さんも登校して来たようだ。
山村「おはよう……兄くん……」
兄「お、おう、今日も良い形のおっぱいじゃのぅ」
山村「え?」
兄「あっ、つい……今、おっぱいの事を書いてたからさ」
山村「え?」
兄「いや……。今日も良い天気だなって事だよ?」
山村「う、うん。良い天気だね……」
山村さんはどこかぎこちない。昨日があっての事だろう……。
兄「あー……あのさ」
山村「うん?」
兄「あの事はもちろん誰にも言わないけど……別に恥ずべき事じゃないと思うぜ」
山村「……」
兄「うん。俺はあの話を昨晩のオカズにしたし」
山村「……オカズ?」
兄「うむ。俺のオカズになれた事は誇るべき事だ」
山村「オカズ? ……オカズって? オカズオカズ?」
俺は大きく息を吸い込む。そして……。
兄「地球のみんなぁー!! 俺は昨日!! 山村さんをオカズにしたぁあぁららぁ!!」
教室のざわめきが一瞬で静まる。
兄「ふっ……ざっとこんなもんよ」
俺は目一杯格好良く言った。
山村「よ、良く分かんないけど……みんなポカンとしてる……オカズって凄いね」
兄「うむ……」
山村「えへへ、兄くんありがと。ちょっと元気が出たよ」
兄「うむ……」
俺が偉そうに頷いていると、たった今、登校して来た事情を知らない女子が、山村さんに話しかけたようだ。
女子A「あ、おはよう、山村さん」
山村「おはようAさん。あのねっ、凄いんだよ」
女子A「……?」
山村「私、兄くんのオカズになったんだって」
その女子は、うわぁ……、と言った顔で俺と山村さんを交互に見る。
兄「うむ……」
山村「えへへ」
兄「一片たりとも間違っておらん! オカズにした!」
俺は威厳たっぷりに答えた。
山村さんは嬉しそうな顔をした。
女子は俺を、心底軽蔑している様子だが、心配無い。ツンデレだろうよ。
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