過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
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68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/17(木) 00:31:42.21 ID:upc2trUAO
電気の消えた台所で、占い師はしゃがんでいた。
兄「何やってるの!(裏声)」
流しの下の扉を開いて、何か探している様子だが……。
カメラでも探してるのか? そんな事しなくても、いつでも見せるのに。
占師「良いことを思いついたんだ……」
占い師が姿勢を変えずに語りかけて来る。
兄「ん?」
唐突だったので、俺は素に戻ってしまった。
占師「それをな……」
ゆらりと立ち上がる占い師。
占師「切り落とせば良いんじゃないか……?」
包丁(キラリーン)
兄「じょ、冗談だよな……?」
占師「話して通じないなら……体に教え込むまで……だろ?」
兄「ひっ、ひいぃいぃぃ」
に、逃げなくては……!
しかし俺の体はあまりの恐怖に動かない。
兄「あ、あわわわ、来るな! 来るなー!!」
俺の大事な大事な松茸くんが切り落とされるなんて……!!
アンケートの回答用紙の『男・女』の欄で、『・』に丸を付けないといけなくなるなんて……!!
兄「嫌だぁぁあぁ!!」
占師「ふふふ……きっと立派な女の子になれるぞ……!!」
占い師が腕を振りかぶる。
もう駄目だ!!
包丁が、俺の松茸へと振り下ろされた。
……。
占師「なんてな、これ良く出来たおもちゃだろ」
占師「……?」
占師「き、気絶してる……!?」
占師「……っ!」
占師「そういえば、コイツ裸じゃないか!!」
占師「う、うー……」
占師「恥ずかしいけど、服くらい着せないとな……」
占師「……」
占師「……その前に……ツンツン……」
占師「ふぅん……こんな物か。あっ……この箸はもう使えないな」
こうして俺が気絶している間に、今日と言う日が幕を下ろすのだった。
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