過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
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914:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/17(日) 15:29:51.72 ID:xYJugbJuo
「そんな感じで、二人でご飯食べて、普通に帰ったわよ」
「ああ……。私達はそんな所だ」
意識が戻ったのは、探偵さんと雲子の話の中盤頃だった。
ダメージがあまりに大きく、黙ったまま俺は回復を図っていたのである。
「いやー、良かった良かった。探偵さんも雲子も、中々楽しそうなクリスマスを過ごしたんじゃないか」
突然起き上がった俺に、みんなが身構える。
「あ、兄君……顔が原型留めていないよ……?」
山村さんが恐る恐る俺を指して言った。
俺は顔を撫でてから、俺もそうじゃないかと思っていたと、言う。
「で、一体何故、俺の可愛い可愛い妹は、冷酷な殺人マシーンと化してしまったのか」
説明してもらおうか、と妹に詰め寄る。
聖人君子と呼ばれたこの俺でさえ、此度の暴力には怒りプンプンだぜ!
妹は世にも恐ろしい形相を端正な顔に貼り付けたまま、俺をギロリと睨んで言った。
「良いの? 説明しちゃって」
「……? 好きな男を虐める事で快感得ちゃうのぉぉって告白ならいつでもウェルカムだぜ?」
「告白するのはお兄ちゃんじゃなくて?」
妹の言葉が何を意味しているのか分からず、俺は周囲を見渡した。
興味と不安が入り混じる視線に囲まれていた。
俺だって何が何だか、分からない。
仕方ないので、俺は少し照れながらも、実は……と話を切り出した。
「ここに居る全員、オカズにした事あるんだ……。えへへ、恥ずかしいなっ……」
言い終えてから、ペロッとお茶目に舌を出して妹を見た。
眉一つ動いていなかった。
「ねえ、それって」
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