過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/11(金) 08:04:06.37 ID:+oy27w/DO

戦争が終結して一週間が経つ。双方の国も大分復旧が進み、元の日常が戻りつつある日の事。


「はぁ? フィアンマの生存を確認しろぉ?」


バチカン、聖ピエトロ大聖堂。静謐で神聖たる雰囲気にそぐわない、荒々しい言動が響く。
声の主は全身が真っ黄色でワンピースのような服装を身に纏う、中世ヨーロッパを連想させる女性。
彼女は“元”神の右席。「前方のヴェント」。


「別に確認しなくてもフィアンマならどっかでしぶとく生き延びてんでしょ? わざわざ考えなくても判る事じゃない?」


至極億劫そうに言い放つ。眉間を顰めるあたり、行く気は更々無いようだ。


「確認など建前に過ぎん。要は「連れ戻して来い」と言いたいのだろう」


返すのは荘厳なる声色。青を基調とした服装の男。屈強の肉体は布越しからも露呈していた。
彼は“元”神の右席。「後方のアックア」。


「それこそ変な話。何で私らなのよ? ローマ正教から抜け、神の右席からも外され、何処にも所属していない放浪者の魔術師に」


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