過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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260:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/25(金) 14:12:06.23 ID:4w6URmLDO
気付いた時は既に、彼はそのまま地上へ叩き付けられた。

戦車に備える大砲が発射したような轟音が辺りに響き、アスファルトに小規模のクレーターが無人の大十字路に具現する。
ビリビリと地響きが数秒間、木の葉がざわめきビルの窓が揺れ、歪んだ地盤に信号機の体重が傾いて転倒。

何が起きたか判らない一方通行は、朦朧とした意識の中で手探りをするよう必死に目を動かす。


(な、に……が……?)


もぞりと手足を這い、上体を起こそうと、感覚が殆ど無くなった両手に力を入れる。
しかしそれも虚しく、なかなか思うように働いてくれない。
奥歯を食い縛り、ひとまず『治癒』を優先すべきと判断。
幸いな事に頭は無傷のようだ。
演算が可能ならば幾らでも回復は可。


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