過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/11(金) 16:51:09.52 ID:+oy27w/DO


「おやおや、大の大人が何とだらしない。露骨にダラダラ血を垂らしてんじゃないわよ」


頭上から声。男にとってはもはや絶望にしか聞こえないだろう。
まるで死神の吐息のようだ。吐く一言一言が、彼を確実に窮地に追い詰める。


「大丈夫、殺しはしないわ」


その言葉に彼は過剰に反応する。見上げてヴェントを目視。
彼女は遊び道具を見つけたかのように、嘲笑っていた。


「殺したらつまらないでしょ。
せっかく狩人と獲物が逆転したんだ。私を楽しませてよ?」


ゆっくりとハンマーを振り翳す。
それを成す意味を、回転が遅い頭でも男は早急に理解する。


「―――ッッ!!!!」


声とは程遠い、奇声を上げながら男は逃げていく。
彼も人間だ。生き延びたいのだろう。


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