過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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476:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/12(土) 20:11:20.00 ID:GZ0ynT3DO


(チッ……迂闊に隠れられないじゃない)


物陰に身を潜めるのは難と見た。
フレンダが何処に爆弾を仕掛けているか判らない。油断は禁物だ。

兎に角逃げよう。
今はそれが優先だ。

麦野はフレンダに警戒しつつ、逃走を図る。粉塵が立ち籠める中、視界は至極悪い。
あちらも易々と姿を現さないはず。おそらくフレンダの達成条件は『麦野沈利を殺害』だろうから。


「あちゃー、これじゃあ視界が悪いし私が不利になっちゃったか。やっぱり小麦粉が入ったコンテナに設置型爆弾は拙かった訳よ」


所でさあ麦野ー、と続け、彼女は口元を吊り上げて狂笑する。





「“粉塵爆発”って知ってる?」





麦野が血相を変え、叫ぶ直前。
狂笑する彼女はリモコン式遠隔操作のスイッチを―――押した。


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