過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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494:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/15(火) 10:59:59.60 ID:Bv5yjycDO


―――神に頼んで願いが叶うなら幾らでも懺悔ぐらいしてやる。

―――己の身と魂が必要ならば悪魔との契約だって構わない。

―――地獄だろうと奈落の底だろうと喜んで堕ちてやろう。

―――己の犠牲に一度だけ奇跡が起きるならば……それでも良かった。


だが、その誓いが星に届く事はない。何度渇望しようと幾度言葉に想いを込めようとも、意味はなさないのだ。
墓参りしに行った時も、諦めきれず、みっともなく泣き喚いて、天に慟哭した。
浜面や滝壺と絹旗にはその構図を晒していないだけ、まだマシであった。
この美しくも醜い世界で少女は泥水を啜り、石に噛り付いてでも生きていく。
それが、フレンダへせめてもの罪滅ぼしになると願うしか無いのだから。


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