過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/11(金) 08:06:41.12 ID:+oy27w/DO


「―――『天罰術式』。復元したのであるか?」

「未完成よ。使用制限も限られてるから、いざという時殆ど使えない。そういうアンタこそどうするき?」


不躾に指差して尋ねる。

問われたアックアは、別段彼女の態度を意に介しないようで、戒めない様子。寧ろ質問の意味が解らないらしく、眉を顰めるばかり。
有り様を察したのか。ヴェントは自らの腰に手を当て、吐き捨てるように言う。


「『聖人』、『神の右席』。この二つの力を有していたアンタも、今では失って普通の人間。脱退したものの、私はまだ“神の火”を扱える。でもアンタは違う。
何らかの原因で戦闘する羽目になったらどうするつもり? それとも新しい術式でも組み立てちゃうのかしら」


アックアは得心したとばかりに頷く。だが、と呟く彼は身を翻してヴェントに背中を向けた。


「愚問であるな」

「……はぁ?」


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