過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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599:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/20(日) 08:14:31.41 ID:oIsl0lcDO




『善か悪かなんて意味がないこと、わかった?』




耳に触れる音を。
目の前にいる誰を。
佇んでいるその存在を。

何をすればいいのかも判らない。
何がしたいのかも判らない。
何を思っているのかも判らない。
行為も解らず、望みも解らず、思いも解らない。

何も解らないけれど、湧き上がる何かに従うべきだとということだけは解っていた。




『……応援してるよっ』




手を差しのばしてきた。

それが何を意味するかは解らない。けど、掴むべきだと、そう確信した。
根拠なんかない、保証さえもない。それでも、手を伸ばした。




『君ならきっと、あの人に追い付けると思うから』




何が、言いたいのか? そう思う頃には、意識が遠ざかっていた。




『頑張れ』


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