過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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603:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/20(日) 08:21:16.31 ID:oIsl0lcDO



「あン……?」



点滴を引き抜き、窓を開けて飛び出そうとした時、気付く。
窓の縁には何やら紙切れがあった。しかもご丁寧に折り畳まれて、『一方通行へ』と書かれている。

『電池は充電しておいたよ。君の事だろうから、すぐに行っちゃうだろうしね? 10分だ。10分でけりを付けろ。判ったね?』

おそらく、あのカエル顔の医者だろう。まるで人の思考を全て見透かしたような言い種。



「……楽勝だ、クソッタレ」



負ける気はしなかった。
根拠は無い。保証すら無い。

だけど、



「頑張れ、か……」



“頑張れ”―――あの言葉だけは、裏切れないから。


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