過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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608:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/22(火) 07:19:48.95 ID:q25r4vLDO


第0位は思考する。今日一番の化物に出会ってしまった、と。
それは以前戦ってきた彼らを凌駕すると言っても過言ではない。

一方通行よりも。
番外個体よりも。
麦野沈利よりも。
御坂美琴よりも。
浜面仕上よりも。

目の前の男、青髪ピアスは想像を絶する人間だと認識。
総合的な能力で計るならば一方通行の方が遥かに上だが、その他の超電磁砲だろうと原子崩しだろうと、青髪ピアスにかかれば舞い踊るように避けるだろう。



「こっちやで」



二人は百メートル以上間隔を空けていたが、青髪ピアスは一瞬で第0位の懐に潜り込み、金属バッドを顔面目掛けて薙ぐ。

上体を後ろへ反らし、金属バッドが触れるか触れないかの境目、微かに前髪を掠めた。
流れるまま透かさず拳銃を突き付ける。完全に金属バッドを振り抜いた青髪ピアスに。


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