過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/12(土) 19:54:22.68 ID:uGgtFTwDO
結果全員が静止して、背後を振り返る。
目立つのは黒光りするクワガタのような髪をした男。建宮斎字だ。


「全くお前らは、あいつを捜すのに集中しすぎなのよ。体調管理がなってない所為で気が立ってるのよな。ほら、武器を下ろせっ!!」


建宮が怒鳴ると、大人しく武器を下ろしていく。
全員が仕舞うのを確認した後、天草式のメンバーを掻き分けて進んで行き、ヴェントの前に立つ。


「元『神の右席』。前方のヴェントでいいのよな?」

「……」


眉間を顰める彼女は、言葉も発しなければ頷きもしない。
警戒をというより、何の用だ? と問い掛ける佇まいだった。

建宮は肩を竦め、


「連絡は承っているのよ。ロシア成教の『サーシャ=クロイツェフ』から、じきに我々の下へある人物の捜索を要請しに来る、と」

「……余計な事を」

「そんな事は無いのよな。我々も恩人を捜している身。目標の人物は違えど、道のりは同じなのよ」

「アンタらが私と行動して享受する得は? 寧ろ損しかしないと思うけどね」

「んなもん関係無いのよな」


間髪を容れず、彼はきっぱりと言い切った。


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