過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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705:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/31(木) 02:27:33.93 ID:byKh2vfDO

上条とフィアンマの二人と向き合い、若干情けなかった目つきが真剣な物へと一変。
その変貌に僅かに上条当麻は息を呑む。
殺気で恐怖を感じさせる視線とは違う、緊張を迸らせる視線に驚愕を隠せない。

初対面で言われた学園都市の状況についての話題に触れる……つまり本題に移すという事が上条当麻にも把握した。

そんな緊張の中、フィアンマが口を開けた。



「矢張り俺様達が昨日まで居たペンションでは無くココに移動する理由として、上条当麻を匿う事が起因するのか?」

「鋭いね。推測通り、君だけなら多少の弊害が生じようと問題は皆無だったんだが、今回ばかりはそう容易くいける相手ではない」

「……へ? 何で俺が療養のため宿を取るだけなのに、そんな大掛かりなの? まるで上条さんが狙われてるみたいな言い回し……」

「実際お前は捕獲対象さ。言っておくが魔術側では無い、学園都市にだぞ」

「何を言っとりますかフィアンマさんや。LEVEL5ならまだしも、上条さんに希少価値は微塵もありませんのことよ?」

「まあまあ。君の言う通りだとしてもだ。学園都市内の学生、それも能力者をアレイスターが何の施しもせず、みすみす放置なんてしないだろう? 少なくとも回収には来るはず」

「いや、まあ、うーん。そう……なのか? てかアレイスターって学園都市の統括理事長だよな? 何でその人が俺を?」

「じきに解る時は来る。ここで語っても君が理解可能な部分は欠片も無いさ。
今重要なのは君が学園都市に移り住んでからの学園都市の状況及び変化だ。この二つを教えてくれ」


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