過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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[saga]
2011/04/01(金) 11:31:16.00 ID:hmootBDDO
水の音。今日の疲労を癒やすように丁度良い温度のお湯が、彼女の身体を洗い流す。
肩まで湯船に浸かり、雪や極寒で冷え切った素肌を温める。
思わず声が漏れてしまう程、気持ち良い。体の芯まで癒やす心地好さ。もはや天国の域。
「ふぅ……良いお湯ね」
ヴェントはシルビアに案内された浴場に居た。
しかもご丁寧に洗面所には化粧落としのクリーム。更にはピアスやヘアピンを置く小箱まで。
風呂に入る前提の用意周到並み。
これには流石に感嘆する他無いだろう。
板張りの宿。湯船を満たす桶も木材で造られている様子。
風情が出て良し。後は見晴らしの良い夜景が付けば文句無しの満点。とか何とか考えてしまうヴェント。
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