過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
↓
1-
覧
板
20
719
:
977
[saga]
2011/04/01(金) 11:37:23.51 ID:hmootBDDO
ブクブクと暫く泡が湯船に幾つか浮かんだ後、緩慢とした動作でヴェントの顔が水面に覗かせた。
眉間を顰め、先刻より真っ赤になった顔で涙目になりつつも、彼女はボソッと呟く。
「大体、あんなガキの何処が……のわああ畜生クソボケがァッッ!!!!!」
言葉の途中、「でも好きなんだからしょうがない」という文字が頭の中で反芻して言い続ける事が不可能になり、自分でも何が言いたいのか判らないセリフが口から迸る。
結果、狭い浴場で叫んで身悶えて沈んで……同じ動作を繰り返す。
「……ダメだ、これ以上ココに居たら私の体が保たない」
肩を大きく揺らして息切れ。殆ど自滅行為なのだが、致し方無い事。
戦闘や洞察力に長けていても、恋愛には疎い青い果実なのだから。
もはや天草式の五和を見て「下らない」と斬り捨てていた頃が懐かしい。
切実にそう思うヴェントだった。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
877Res/432.38 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1297378977/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice