過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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783:977[saga]
2011/04/05(火) 09:31:40.37 ID:BZDrqByDO



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その後もこんな感じで、二人は会話を続ける。
主に話題の主導権は上条。どちらかと言えば彼女は何故か話さないので、無条件で権利を握り締めてるに過ぎない。
戦争前に起きた、今となっては笑える話。上条は絶えず話し続けた。

そんな彼の努力が通じたのか、ヴェントも淡々とした素っ気無い返答を繰り返していく内、ポツポツと自ら上条に話題を持ち掛けるようになった。

嬉しい、と純粋に思う。
彼女の中で自分は嫌われている部類に属する人間。だからこそ、僅かでも心を開けてくれたようで。

結構な時間の間、他愛もない話をし続け、とうとうネタが尽きたのか、両者とも黙りこんで沈黙が雰囲気を支配した。


上条は空を仰ぎ、ヴェントは俯く。


その時、彼の隣からとても可愛らしいクシャミをするヴェントの声が聞こえた。
直ぐに上条を睨み付け、


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