過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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835:977[saga]
2011/04/06(水) 20:28:22.39 ID:yItfY7+DO
それは『仕事』の時に見せる顔。
自然と一方通行の目も細くなる。番外個体も打ち止めを揶揄するのを止め、浜面達を目視。
今から述べるのは、決して笑える愉快な話題では無い事を悟らせた。



「一方通行、力を貸して欲しい」

「力?」



彼の言葉は最後まで続かない。
流れを引き裂くように、廊下へ繋がる病室の出入り口が―――激しい音を立てて開かれたのだから。

音に伴って全員の視線が扉へ集中。ソコには一人の少女が息を切らして堂々と立ち尽くす。
少女を見た打ち止めは狼狽を露わにして、声を小さくして番外個体に救いを求める。
求められた彼女は肩を竦めて首を振って見せた。



「オリジナル……」



一方通行が微かに呟く。
オリジナル―――御坂美琴。


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