390:おまけ特別編:とある余談の貯古齢糖 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/14(月) 21:31:25.69 ID:xGjJaIpI0
>>351からの続き
―――『2月14日』『午前中』
―――『「カモッラ」のアジト』
初春「カッキー君、ハイ、あーん」
垣根「あーん」パク
初春「どうです?おいしいですか?」
垣根「ああ…最高だぜ、ウイちゃん」キリッ
初春「あーんもう///…カッキー君たらぁ〜」
初春「もひとつオマケに、あーん」
垣根「あーん」パク
浜面「なあ、絹旗、あの糞イケメン、殺してもいいか?」
絹旗「超許可したい所ですが…浜面じゃあ返り討ちが超関の山です」
本日『カモッラ』のアジトは、
吐き気を催す程の甘ったるい空気で充満していた。
その原因は言うまでも無く、初春手作りの特製チョコパフェを挟んで、
サッカリンよりも甘い空間を作りだしているお花畑カップルである。
学校が終わるな否や、大人っぽくオメカシをして、
大量の荷物を持って初春はこのアジトに飛び込んで来た。
どうやら下ごしらえをある程度済まして来たらしく、
アジトのキッチンを借りて、垣根の為にその場で件のパフェを用意したのである。
これには、垣根もすっかり舞い上がり、
プレゼントされた初春とおそろいの花輪を頭に乗せて、
こぼれ落ちそうな程に頬を緩めて、出されるがままに、
初春のスプーンに齧り付いている。
誰が信じよう。
この、彼女とお揃いの脳味噌お花畑ホストが、
『学園都市暗部』にその名を轟かす噂の『第二位』その人だと…
初春「続けてあーん、オマケにあーん」
垣根「あーんあーん」パクパク
初春「やーん、カッキー君カワイイ////」
垣根「ウイちゃんもカワイイぜ」キリ
浜面「何この空気…何この状況」
浜面「つーか、何アイツ…俺達仮にも『暗部』じゃねーか…」
浜面「そのアジトに何で彼女を連れ込んで、なんであんなにラヴラヴな訳?」
―――今日は『バレンタインデー』
―――イタリアでは『Festa degli innamorati(恋人たちの日)』と呼ばれる日
―――故に、恋人同士でどれだけイチャイチャしようが罪では無い
―――が、時と場所は選べ、と言いたい
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