626:『究極生物編』:第5話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/15(火) 21:45:00.03 ID:8GXP6+Za0
ジャイロ「――――だが、お前の全力はその『一方通行』とか言うヤロウには…」
―――『通じなかったんじゃないのか』
と、ジャイロが続けようとするのを遮って、御坂は力強い口調で言った。
御坂「それは『かつての私』の『全力』…」
御坂「私はあの『一方通行』に『鉄球』も『回転』も使っていない」
御坂「あの時は、激昂してて…その『可能性』に気が付かなかったけど…」
御坂は、強い意志を込めた瞳で、ジャイロを見た。
御坂「アンタは…いえ、貴方は言った。『人間には未知の部分』があると」
御坂「『黄金の回転』…『黄金の螺旋』のエネルギーは『無限大』」
御坂「『回転』ならば…『黄金の回転』ならば…」
御坂「ヤツの『一方通行』を突破できるかもしれないッ!」
それは『根拠』のある事では無かった。
しかし御坂には、『黄金の回転』にこの『学園都市』で唯一触れた御坂には、
半ば直感的に、『黄金の回転』が『一方通行』すら破る『可能性』があるかも知れない…
確かにそう思えたのだ。
御坂「あの実験はアイツが私よりも『絶対的に強い』って事を前提にしている」
御坂「だとすれば…あの実験を止める最良にして最速の方法は…」
御坂「私がアイツを…『一方通行』を倒す事ッ!」
御坂「そして私は『回転』にその可能性を見たッ!」
そこで、御坂は言葉を一旦切って、
今度はジャイロへ懇願する様に続けた。
御坂「でも…『足りない』」
御坂「今の私の生半可な『回転』じゃぁ…アイツに『届かない』」
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