過去ログ - 上条「…ディアボロ?」7
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647:『究極生物編』:第5話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/15(火) 22:36:00.30 ID:8GXP6+Za0

ジャイロ「無論…それがその『一方通行』の『鉄壁の防御』を突破できる程のモノかは解らない」
ジャイロ「しかし…『可能性』はある」

御坂「―――でも」

ここで、御坂は伏し目になって弱弱しく言う。

御坂「私…馬に乗った事なんて…」
ジャイロ「HEY!HEY!HEY!ミコトさんよぉ〜そこは発想の転換だろうが!」
ジャイロ「重要なのは『馬に乗る事』じゃあない」
ジャイロ「いいか…真に重要なのは、だ『馬に乗り、鐙を踏みしめる事』で」
ジャイロ「『馬のパワーを全身を使った黄金回転』に『上乗せ』することだ…」

御坂「!―――そ、それって…」
ジャイロ「そうだ、お前の『電磁力』ならば…」
ジャイロ「お前の『電撃使い』の能力を使えば…」
ジャイロ「『馬一頭分』なんて目じゃないパワーを生み出す事も出来るッ!」

御坂「――――――――ッ!」
ジャイロ「いいな。俺が今言った話は全て『可能性』の話だし…」
ジャイロ「仮に『騎兵の回転』が完成したとしても…ヤツに勝てる保証なんて無い」
ジャイロ「それでも―――――お前は俺に付いて来るか?」

御坂「――――そんなモノ」
御坂「 言 う ま で も 無 い ッ ! 」

―――御坂の瞳に、最早絶望は無かった。
―――『希望』は『あった』のだ。



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