843:『究極生物編』:第6話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/16(水) 22:03:31.63 ID:aCfGM3oS0
絶対等速『聞こえるか「フョードル」』
絶対等速『こちらも既に殲滅を完了した』
絶対等速『「イワン」と「レフ」の方もあらかた片付けたそうだ』
その全てが、垣根に何らかの報告を上げる間も無く『全滅』させられていた。
『ハンター部隊』の援護があったとは言え、恐るべき手際の良さと『静かさ』であった。
―――『スメルシュ』は単純な『戦闘能力』だけならば、
恐らく学園都市のあらゆる『暗部組織』の中で考えても『最も弱い部類』に入るだろう。
リーダーである『イワン』は元『アルファ部隊』の腕利きとは言え、
この街では所詮は『唯の人間』として分類される種類の人間であり、
『卓越した技術』以外にはいかなる『異能』も持ち合わせてはいない。
『ニコライ』の『絶対等速』もユニークではあっても、
強力な『能力』とはお世辞にも言えないし、査楽の『死角移動』は言わずもがな。
『レフ』こと『ゴーグルの少年』の『能力』も決して強度の高い物では無い。
ここには居ない『アンナ』こと鉄網は優秀な能力を持つが、戦闘においては一切の役立たず。
『総合戦闘能力値』なんて評価基準があるとするならば、
例えば『アイテム』などと比べれば『月とスッポン』であろう。
無論『アイテム』が『月』で『スメルシュ』が『スッポン』だ。
―――にも関わらず『スメルシュ』はこれまで、
『ネオドレス』に取って好ましい『成果』を出し続けて来た、
『暗部』でも有数の『有能』な『組織』の一つである。
何故か。それは彼らの組織の『機能』が『ある一点』に特化しているからだ。
―――それは『暗殺』と『奇襲』
彼らは自分達の『弱さ』を知っている。
だからどんな相手だろうと決して真っ向から挑む事なんてしない。
取る『手』は必ず『暗殺』か『奇襲』の二つに一つ。
そして彼らには『スペツナヅ』仕込みの『無音殺人術』があった。
『能力者』なら兎も角、殆どが『唯の人間』で構成されている『下部組織』程度、
悲鳴すら上げさせること無く『殲滅』するなど、朝飯前とまでは行かずとも、決して難しい話では無い。
1002Res/320.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。