過去ログ - ミサカ「ミサカ達の仇討ちですとミサカは突撃隣の晩御飯!」オッレルス「!?」
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121:1[saga]
2011/03/17(木) 22:50:06.58 ID:/r99o4rxo

浜面、浜面、と叫ぶ声がする。
浜面は目を覚ます。どうやら、ファミレスでショックのあまり気絶してしまったらしい。

浜面(……我ながら脆いメンタルだよ……)

世紀末帝王HAMADURAは自己嫌悪しつつも、起き上がる。

絹旗「さすが超浜面。滝壺さんのあの言葉だけで沈んでしまうなんて超ダメ野郎ですね」

浜面「……今回ばかりは反論できないよ」

麦野「まったく、今回介抱してくれたこの人に感謝しなさいよ。」

麦野が指で指す方向を見ると、長髪の端正な顔立ちをした女性がいた。

浜面「あ、あぁ……ありがとうございます」

ペコリ、とすると女性の方はいえいえ、という風に手で制し。


浜面の手を両手で掴む。


浜面「えっ?」

女性「覚えてませんか……?」

記憶にない声だった。が、その顔はどこか、誰かの面影があるような――
そう思ってると、女性は浜面を引き寄せた。
よろけた浜面はそのまま女性の胸の中へダイブする事になる。
滝壺や絹旗の痛い視線が刺さるが、一番驚いてるのは浜面だ。

女性「……私は、TPOに合わせて着こなすんだがな」

声が変わった。
そして、ようやく気付く。

浜面は思わず顔をひきつらせ、その腕から逃れようとした。
が、人間技とは思えない腕力で抑えられる。

そして、ようやくその名前を口にする。

浜面「……シ、シルバークロース……ッ!」

にやり、と笑うシルバークロース。そのまま彼は浜面を背負い逃走する。
麦野達が異常に気づく頃には既に消えていた。
恐らく、あの女性の姿は逃走用の駆動鎧なのだろう。


浜面「な、んで俺を……!」

腕に抱えられ目にもとまらぬ早さで移動する中、浜面は疑問を口にする。

シルバ「……最近胸の動悸が止まらなくてね。その原因が『浜面仕上』だと分かったんだ」

浜面「は……? な、何を言ってるんだよお前! おかしいだろ!」

シルバ「私には、どうあがいても、どんな駆動鎧を着ても君の立位置になれない。」

シルバ「きっとそれがとても羨ましかった。だから、かもしれない。」

浜面「……」

そう言う彼の顔を見上げた。
浜面は少しだけシルバークロースの過去を垣間見たような気がした。


が、それとこれは話が別である。


浜面「俺をどこに連れてって何するつもりだ変態!」

シルバ「ナニをするかなど言うまでもない、場所は……思い出の個室サロンでどうだ?」

浜面「やめろ! そういう用途に使うな! 放せ!」


――シルバークロースの腕がはじけとび、浜面が地面にぶつかるより早く抱きかかえられたのは一瞬だった。



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