353:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/07/31(火) 21:01:09.04 ID:nLqdHALGo
「こ、これが、何か?」
私のスレッドと同じ程、否、ひょっとするとそれ以上に荒れたスレッドを眺めつつ、私は阿呆のように首を傾げる。
このスレッドがどうしたというのだろうか。私のスレッドが荒らされて彼女が喜んでいた事と何か関連性があるのだろうか。
相変わらず、私は彼女の事がわからない。
「わかりませんか?」
「え、えぇ、何なのですか、この荒れたスレッドは?」
「もう」
私がただ困惑するだけなのを見て取った彼女は、不満気にぷくりと頬を膨らませ、非難がましい視線を私にぶつけてきた。
そんな目で見られても困るというものだ。私が鈍いのは今に始まったことではないし、
例え私が人並みに鋭かったとして、果たして彼女が喜んでいた理由に辿り付く事が出来るだろうか?
多分、無理なのではないか。彼女は美しく、聡明であるが、どこか余人とずれた部分があるから、
きっと私がどれだけ鋭くとも、そのずれを埋めるのは至難だろう。
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