過去ログ - 番外個体「学校に行ってみたいなぁ……」 冥土帰し「よし任せろ」
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933:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/20(日) 23:56:32.55 ID:x26sOFzPo
一方「何だ、熱はねェみ――!?」

 気付いた時には、ミサカは一方通行の胸に飛び込んでいた。ゴンドラがギシギシと揺れる。
正直、あのふたりを見ていられなかった。赤の他人なのに、何故か心に突きつけられた気がしたんだ。

以下略



934:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/20(日) 23:59:20.21 ID:x26sOFzPo
番外「ミサカだって知らない!ミサカだって知りたい!何でこんなにモヤモヤしなきゃいけないの!?何でこんなに胸が痛いの!?」

 これが、今のミサカにできる精一杯のアンサー。

 その叫びにたた呆然とする一方通行の肩をミサカは力いっぱい掴む。この正体不明の感情から逃げるように……。
以下略



935:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:00:28.74 ID:6YXDkjgoo
番外「あっ……」

 それでも一方通行は気にせず、

一方「そろそろ起きてくンねェと困るンだが……」
以下略



936:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:01:52.95 ID:6YXDkjgoo
番外「ミサカだって何でこうなったのか分からないよ……」

 ミサカの腕が一方通行の肩から背中に回る。そして、そのまま一方通行の胸に顔を埋める。

番外「ねぇ、ミサカだけして、あなたからはしてくれないの?」
以下略



937:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:03:28.30 ID:6YXDkjgoo
 無駄に理性が働いているだけに、この現状はミサカには衝撃的だった。本当にミサカがやったことなのか。

 もう自分でも何を言ってるのか分からない。負の感情とかそんなちゃちなもんじゃねぇ……。もっと恐ろしいものの片鱗をなんちゃらかんちゃら。

 ミサカは昨日、本当にこんな事を言ったのか。罰ゲームという名目で、こんな事を要求したのか。
以下略



938:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:05:15.32 ID:6YXDkjgoo
番外「ね、ねぇ……」

一方「…………なのか?」

 声が小さ過ぎてよく聞こえない。どちらかというと、呟いてる感じかな? こんなに近くにいても聞き取れない。
以下略



939:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:07:41.73 ID:6YXDkjgoo
番外「……」

一方「言えないならいい。だが俺は聞く。昨日の夜、オマエに何があった」

 これは答えるべきか、答えないべきか。
以下略



940:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:08:59.10 ID:6YXDkjgoo
一方「……なァ、俺が昼に言った事、覚えてるか?」

番外「昼……?」

 昼? あなたに言われたことならたくさんある。その中のどれの事を言っているの?
以下略



941:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:09:56.78 ID:6YXDkjgoo
一方「だから、俺はオマエのそんな顔を見たくはねェ」

 一方通行はミサカを一直線に見つめてくる。その目は嘘を言っていない。真っ赤な瞳は何よりも透き通っているようで。

 その顔は……ミサカだけを見てくれてる……。
以下略



942:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:11:47.25 ID:6YXDkjgoo
番外「……」

番外「……昨日と同じがいい」

一方「……あァ?」
以下略



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