過去ログ - 番外個体「学校に行ってみたいなぁ……」 冥土帰し「よし任せろ」
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945:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:17:27.25 ID:6YXDkjgoo
番外「……今日が何の日か知ってる?」

一方「今日か?」

 やっぱり、一方通行は知らない。それもそうだよね、あなたには縁がなさそうだもの。
以下略



946:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:18:51.98 ID:6YXDkjgoo
 バレタインの特集号で、男性の欲しい物ランキングの中に、それがあったから。

 ミサカには物を買うお金は無い。今あるお金も、元は一方通行のお金だから、これでプレゼントを買っても意味が無い。

 だから、このキスはミサカからあなたへのバレンタインプレゼント。そうミサカは自分に言い聞かせる。
以下略



947:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:19:50.34 ID:6YXDkjgoo
 恋人とは、相思相愛の男女の事。夫婦とは、一生添い遂げると誓った男女のこと。ミサカにはどちらも当てはまらない。

 そもそも、相思相愛というのなら、それは一方通行と最終信号の事だろう。
では、一方通行と最終信号は恋人なのか。それも違う気がする。じゃあ相思相愛というのは何だろう?

以下略



948:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:21:27.12 ID:6YXDkjgoo
一方「……オマエ、何をした?」

番外「…………ふぇ?」

 何を言うかと思ったらそんな事? 突然過ぎて分からなかったのかな?
以下略



949:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:23:44.26 ID:6YXDkjgoo
一方「……何てこったァ」

 一方通行は力なく頭を椅子に垂らす。何かショッキングな事でもあったのかな?

番外「ん?どした?」
以下略



950:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:25:32.76 ID:6YXDkjgoo
一方「もォいいだろ?早く降りてくれねェか」

番外「やだ」

 間を置かず即刻否定。言葉というのは簡単なようで難しい。場面場面に合ったものじゃないと、どんなに説得力のあるフレーズでも説教でも雑音同然。
以下略



951:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:28:44.62 ID:6YXDkjgoo
 観覧車は回り続ける。今も昔も、これからも。

 時間は悠久だけど、過ぎ去った時間は取り戻すことはできない。人間の一生なんて長くて100年あるかないかだ。
4次元を操れる能力があるのなら話は別だけど、そんなのは不可能に決まってる。

以下略



952:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:30:37.78 ID:6YXDkjgoo
一方「まだ下には着かねェのか……」

 ミサカたちは窓の外を眺める。空は既に闇に染まっていて、人工の光が地上を照らしている。
その光は確かに綺麗だけど、あまり見つめ過ぎると目がチカチカしそうだった。

以下略



953:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:32:28.20 ID:6YXDkjgoo
                       ・
                       ・
                       ・

一方「あァ〜、長かったぜェ……」
以下略



954:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:34:35.17 ID:6YXDkjgoo
一方「……花火か」

番外「花火?」

 これが……花火?
以下略



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