過去ログ - 花山「ありゃア・・・惣流・・・・・・・・・安価頼むぜ・・・」
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517:赤いイヤーカフ
2011/04/23(土) 10:51:36.94 ID:RqMaynrV0
はぁっ はぁっ はぁっ はぁっ はぁっ  はっ   はぁっ・・・



暗闇の中をひた走る。

背後から来る[気配]から逃れる為に、首筋を流れる汗も気にせずに。
乱れる制服も直さずに走る。


ドン



壁にぶつかった。

周りの暗闇と全く同じ色の障害物。
距離感も存在感も掴めない、触れるだけで決して見えない壁。


ズ ン 


背後から足音が聞こえた。


綾波は振り返った。



綾波「!!;;;」




そこに居たのは、赤い眼と漆黒の体毛を持つ巨大な四足獣だった。




ズ ン



獣がまた一歩踏み出す。

たった一歩近付いただけだが、綾波には一気に距離を詰められた様に思えてならなかった。


獣の歯牙が頬に触れる、それ程の近距離に。




綾波は迫り来る獣から逃れるため、壁伝いに右へ逃げた。

見えない壁を見失わないように、両手を壁に着けて。

疲労と恐怖に震える足を懸命に動かして。




綾波「・・・!・・・・・・・・・;;」


不意に壁が途切れた。



綾波「?・・・・・・!?・・・・・・;;;」サッサッ


突如無くなった壁を探し出すため、必死に両手で壁をペタペタと触る。


スカッ



壁を探っていた右手が空を切った。


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