過去ログ - 花山「ありゃア・・・惣流・・・・・・・・・安価頼むぜ・・・」
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830:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[saga]
2011/08/04(木) 12:01:17.71 ID:AbYJIwft0
午後10時12分
ケンスケ宅


ケンスケ「はぁ〜〜・・・・・・今日はこれでいいか。」


毎日少しずつ進めていたプラモデル製作を中断したケンスケは、完成目前の作品を手にした。

ケンスケ「やっぱりいいな〜・・・トウジやシンジ達にもコイツの魅力が分かるんなら、毎日語り合えるのに・・・」

彼が手にした空母は、プラモデルとは思えない重厚な輝きを放っていた。
パーツの全てには汚しが入れられ、着水部には微細な錆が確認出来る。
少しやり過ぎた加工のせいで一見すると廃棄船に見える出来だが、ケンスケはそれで満足していた。


トス・・・     ボフッ


机の上に敷いた新聞紙に作品を置き、自身はベッドの上に寝転がる。

両手を後頭部に回し、両足は若干開いた体勢に。


ケンスケ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



天井を見ながら、今日見た光景に思いを馳せる。



モノレールから見た広大で壮大なジオフロント。

その中で反射光を輝かせるネルフ本部。

全てが整えられたネルフの施設内部。

最新の機器。最新の設備。見たことのない長大なエスカレーター。


訓練所にいた屈強だけでは表現に足りない漢達。

その漢達と肩を並べ
まるでクラスメイトと接するかのように、訓練について語り合うバキ。


目まぐるしい戦闘を展開する汗塗れのスカの姿。


呼吸を少しも荒げる事無く、アスカと渡り合い追い詰めるラーメン屋。


苦痛の表情を浮かべながら袴の老人と闘うシンジと
シンジを気遣いながら目の前の義手の漢と闘う綾波。

学校の中では、決して見る事が無かった二人の素早い動作。


鳴り響く打撃音。

揺れる床。

時折舞い飛ぶ床板と木屑。


漢達から放たれる人殺しの気配。




ケンスケ「俺じゃ無理だよな・・・・・・・・・」



諦めの悪いケンスケは、エヴァのパイロットになる夢を諦めた。




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