過去ログ - 一条さん「科学と魔術とメガネが交差する時、物語は始まる」
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21:勇気部部員[sage]
2011/02/15(火) 02:33:01.83 ID:L0u62+I/0

一条さん「インデックスさんは、お母さんの……家族や、それに大切な人の記憶が無いのですか?」

ステイル「……」

一条さん「それは、とても悲しい事です。大切な人の思い出が無いのは、とても辛い事です」

一条さん「ですから、助けましょう。インデックスさんに必要なのは、魔道書やメガネではありません。
10万3000冊の本では書ききれないくらいの、沢山の思い出ですよ」

ステイル「……」

神裂「しかし記憶を消せば、少なくとも彼女の命は助かるんですよ。例え思い出があっても、死んでしまっては…」

ステイル「イノケンティウス!!」

イノケンティウス「ごおおおおお!!!!!」

神裂「ステイル!?」

ステイル「もうやめよう、神裂。こんなのは、僕らが本当にしたい事じゃない。
こんな形で彼女を守り続ける事は、いつまでも延々と彼女を傷つけていくだけじゃないか」

ステイル「僕らは、初めて彼女の記憶を消した日に誓ったはずだ。僕らは今まで、本当にその約束を守ってこれたのか?
     本当に彼女を守ってこれたのか!?」

神裂「ステイル、何を言って…」

ステイル「本当は、ただ記憶を失い続ける彼女を見るのが怖くて、何もしてやれない自分の不甲斐なさから目を背けて、
     ずっと逃げていただけじゃないか!!」

神裂「ッ…!?」

ステイル「せっかく手に入れたチャンスだ。癪だけど、僕はこの女にかけてみる!! イノケンティウス!!」



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