過去ログ - 滝壺「大丈夫。私が、あくせらを守ってみせるから」一方通行「……」
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14: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 19:24:22.44 ID:1l+MHF0DO


 一方通行は今度こそ自分の住んでいる寮へと向かった。やはり平日のこの時間、街に人影はあまり見当たらない。

 寮まであと少しというところまで来て、ついに一方通行が後ろを振り向き声を上げた。

一方通行「おいさっきからどこまでついてくる気なンですかァ!?」

滝壺「私も、寮がこっちだから」

一方通行「……あァそうですか」

 そのまま、二人はまた無言で歩き始める。気まずい雰囲気が二人を包んでいる気がした。

 普段、一方通行は他人との接触を取ることを極力押さえようとしている。この『力』が目覚めてから自身に誓ったことなのだ。

 一方通行は、あまりに強大な『力』を持っていた。それは、一方通行の意思とは関係なく、周りの人間を傷つけるほどのものであった。しかし、それは一方通行を傷つけることだけは絶対になかった。

 そしてそれは逆に言うと、一方通行以外の人間を守ることは、絶対にできない。

 幼くして『力』を身に付けた一方通行は、周りの人間を傷つけない方法は、自分が人間に近づかなければいいのだ、と結論づけた。

 しかし、学園都市最強と言う名は否応なく一方通行の周りに人を集める。そう、悪意を伴いつつ。

 そんな時、一方通行は自分の力を相手に見せつける。二度と自分に敵対しようと思うこともできないほどに、圧倒的な力をふるう。

 それは……




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