過去ログ - 滝壺「大丈夫。私が、あくせらを守ってみせるから」一方通行「……」
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16: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 19:30:50.01 ID:1l+MHF0DO


一方通行「おィそこのガキ。あン中になに入れてた」

 一方通行がまだ倒れて呆然としている少女に話かける。

佐天「えぇと、バックには今日は財布とかしか入ってなかった、かなぁ……。って、そ、それよりもさっきの奴を追いかけないと!?」

 立ち上がりながら少女が答える。そのまま走りだそうとする少女を一方通行が止めた。

一方通行「今からじゃもう間に合わねェよ。金しか入ってねェンなら諦めるンだな」

佐天「そんな……!? せっかくの創立記念日で休みだから、初春と一緒にガラガラのお店でウィンドウショッピングを満喫するはずだったのに!?」

一方通行「ウィンドウショッピングなら金いらねェだろうが!! だいたい取られンのが悪ィンだろ。それともなにか、お前は姿を透過しながら今も遠くへと逃げ続ける犯人を見つけることができるような能力でも持ってるっていうンですかァ?」

佐天「……ッ!?」

 少女が、悔しそうに唇を結んだ。

一方通行「……はァ。まァ、はした金くらいなら出してやっても……」

滝壺「大丈夫」

一方通行「……はァ?」

 今の今まで傍観を決め込んでいた滝壺が、ポケットからシャーペンの芯のケースのようなものを取り出しつつ言う。

滝壺「私の能力追跡《AIMストーカー》ならば見つけられるよ、あくせら」

 自信に満ち溢れた、しかしどこか辛そうな顔で。


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