過去ログ - 滝壺「大丈夫。私が、あくせらを守ってみせるから」一方通行「……」
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30: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 22:56:17.10 ID:1l+MHF0DO


一方通行「はァ……。なンなンだよこの不幸は……」

 ぼそりと呟き、再びコーヒーを飲もうとするが、いつの間にか飲み干していたらしい。缶からは数滴たれるだけだった。

 ゴロリ、とソファに横になる。そして、ふと思い出す。

 犯人を少女の元へ連れ戻った時の、少女の言葉を。



 ――ありがとう。



 ……まったく。感謝の言葉など、言われたのはいつ以来であろうか。

 と、そこまで考えていると、部屋の呼び鈴が鳴るのが聞こえた。まったく、今日は何度も思考を邪魔される日だ。

 しかし、一方通行は動こうとしない。普段この部屋に訪れる者などほとんどいないし、今来たのが誰だかは予想がついているからである。

 おかしいはと思ったのだ。滝壺を家まで送る途中、やけに見覚えのある道ばかり通るな、と。





 ……そう。滝壺理后の寮は、一方通行と同じ寮。それも、一方通行の部屋の隣の部屋であった。



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