過去ログ - 滝壺「大丈夫。私が、あくせらを守ってみせるから」一方通行「……」
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9: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 19:05:00.20 ID:1l+MHF0DO


 芳川が出ていった教室で、仕方なく一方通行が滝壺に尋ねる。

一方通行「で、だ。……なンでてめェは、このクラスに来ることになったンだよ?」

 ……そう。それが、一方通行がここまで混乱する理由のすべてであった。

 ここは、一方通行という少年のために作られた特別クラスである。よって、《一方通行》という能力を開発するためだけのクラスなのだ。

 当然、他の能力者に同じ時間割りを組んでも、まったく効果はない。さらに、一方通行は超能力者である。たとえ滝壺が、一方通行と同系統の能力を保持していたとしても、一方通行の時間割りで行うことはできない。……それこそ、彼女が《一方通行》の超能力者でもない限り。

滝壺「……わからない」

 そんな一方通行の疑問に対し、滝壺が簡潔にひとことで答えた。

一方通行「はァ? なンで張本人のてめェが知らねェンだよ」

滝壺「何も聞いてないから。急に昨日、この教室に移動することになったの」

一方通行「……てめェ、能力はなんだ? 強度《レベル》は?」

滝壺「大能力《レベル4》の、能力追跡《AIMストーカー》だよ」

一方通行「能力追跡……?」

 一方通行が、不思議そうな声を上げた。

 学園都市最強の名を持ち、また学園都市で一番の頭脳を持つ一方通行でも、能力追跡《AIMストーカー》という能力を聞いたことなど無かったからである。

一方通行「どンな能力だァ、そりゃ。この俺が知らない能力なァンて聞いたことねェぞ」

 一方通行が尋ねる。しかし、それ以上答える気はないのか滝壺はイスに座りぼけーとどこかを見つめ、

滝壺「……北北東から信号がきてる……」

一方通行「てめェはさっきから俺を舐めてンだな」


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