過去ログ - 幼女「そこのおとこ!ちょっとやらせなさい!」
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397: ◆t7gfNpKsyE[sage]
2011/03/09(水) 15:27:04.02 ID:iXPqUzqoo
番外。ギャグは無し。
忘れた方が日常を楽しめるかもしれない。
でも、書きたかったので書く。



閻魔「幼女ちゃんが言ってましたよ。【男が、かえれ!といわなくなった】って」

男「…知らねえよ。偶然だろ、偶然。いつかは学校に行かすし、いつかは家に帰す」

閻魔「今すぐ、とは言わないんですね」

男「アイツは家に居場所が無いからな。恐らく、学校でも、だ」

閻魔「それは、どうしてです?」

男「親父さんの顔を見れば分かる。常に笑っちゃいたが、アイツを見る時の、虚ろで、少しおびえた目。ウチの親と一緒だよ」

閻魔「…幼女ちゃんも、男さんも、普通の人から見れば、規格外ですからね」

男「【化物】って、ストレートに言ってもいいんだぜ?慣れてるしな。
  アイツの気持ちは痛いほど分かるんだよ。だから、俺が少し位は常識を教えてやって、社会の中で生きれるようにはしてやりたい、と思ってる。
  アイツの両親にも、学校にも出来ねえ事だからな」

閻魔「なら、少し位優しくしてあげればいいと思うんですけど。
    ひ、百叩きは痛いと思うのです!」

男「…【優しさ】とか【愛情】とか分からねぇんだよ。
  俺だって、人に言える程、誰かと深く関わったりして無えし、誰かから無償の愛を受けた記憶なんて、存在しねえ
  それに、俺自体、まっとうな社会生活を送れていたかと言われれば、首を振るしかないしな」
 
閻魔「初対面の時には、幼女ちゃんに【サービス業】だなんて、嘘をつきましたしね。
    彼女も私も、知っていますよ。嘘をつくと、舌を抜いちゃうんですからね」

男「知るか。人間は嘘つきなんだよ。
  …しかし、閻魔…お前は幼女と違ってマトモな会話ができるんだな。本当にガキなのか?」

閻魔「男さんが自分で言ったじゃないですか異次元的なアレで幼女の姿って」

男「マジだったのか。実際は何歳(いくつ)だよ」

閻魔「19歳です」

男「俺とほとんど変わってねぇよ…」

閻魔「でも、幼女ちゃんが、男さんに出会えて良かったです。私も、職務が忙しいので、中々彼女と会えませんしね。
    彼女の事、よろしくお願いします」

男「期待しないでくれ。現実問題、手に余ってるんだからな」

閻魔「それは私も一緒ですよ。子供のパワーにはなかなかついていけませんから。
    それでは、私は帰りますので」

男「あぁ。また来いよ。メシ位なら用意しておくから今度は連絡してからな」

閻魔「はい。ありがとうございます」



翌日、夜。

男「連絡しろとは言ったが、もう来るのかよ!まさか毎日来るつもりじゃねぇだろうな!?」

閻魔「き、今日は煮魚と聞いたので…つい」

男「つい、じゃねえよ!ヒマなのか!?閻魔の仕事はヒマなのか!?」


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