過去ログ - 幼女「そこのおとこ！ちょっとやらせなさい！」
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797:1 ◆t7gfNpKsyE[saga　sage]
2011/03/27(日) 11:44:30.80 ID:2UtMq8kq0
閻魔「男さんに罪は、重いです。普通に償っていれば一生かかっても償いきれないものです。恐らく、来世も、そのまた来世までも、様々な形で罰が襲い掛かってくるでしょう。男さんだけではなく、男さんに関係する人、全てに」

男「やっぱり…脅迫じゃねぇかっ！」

閻魔「違います。世界のルールです。悪いことをしたら罰せられる。当然のことなんです。
　　　男さんだけではありません。今まで男さんを苦しませてきた人たちも、大小はあれど、罪として計算されているのですから」

男「…何も、言い返せねぇよ。クソッタレ」

閻魔「だけど、この罪を帳消しにする方法、無いわけではないんです」

男「俺への罰は怖く無い。だが、ほんの少しだけどよ…俺に良くしてくれた奴も確かにいるんだよ。そいつらが苦しむのは、耐えられない。教えろ。教えてくれ」

閻魔「天界が危険視する女の子を一人、救ってあげること」

男「…は？」

閻魔「凍りついた人としての感情を溶かし、喜びも、悲しみも、怒りも、楽しさも、哀れみも、愛情も、優しさも…。全部、全部、与えてあげ、そして与えられるような人にすること」

男「…」

閻魔「人としての常識を教え、他人との関わりを教え、【化け物】から【人間】にしてあげること」

男「それは」

閻魔「そう、男さんが目指していること。それをやり遂げることです」

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