195: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/04/23(土) 20:41:11.06 ID:plOY2Btfo
いつまでもやって来ない痛みに、ミサカ9982号は違和感を抱く。
もやもやとしていた思考が次第にはっきりし始め、その違和感が疑問へと変わる。
鉢植えの欠片の砕ける音が聞こえた。
人体に突き刺されば、そんな音がするわけはない。
なにか固いものにぶつかって、さらに細かく砕けたような音だった。
「なンだ、そりゃァ?」
「……え?」
ミサカ9982号を護るように、マンホールの蓋が空を飛んでいた。
「なんとか、間に合ったみたいね……」
息を切らした声だった。
懐かしく思える声だった。
そして、もう一度聞きたかった声だった。
「この実験………ちょっと、邪魔させてもらうわよ」
バチバチという、『妹達』のそれとは比べ物にならないほどの電撃が路地を照らした。
レベル5の第三位、『超電磁砲』がそこに立っていた。
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