10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/16(水) 23:33:32.55 ID:9ITe364Y0
女にそういう関心を抱くことに疑問を持たなかったのは、高校時代の経験があったからかもしれない。
バンドでギター兼ヴォーカルを務めていた私は、自分でいうのもおかしいが校内では目立つ方だった。
そのためかいくにんもの生徒が、すこし恋文じみたファンレターをくれた。
それは女子高でみのまわりに女の子しかいない女子高生の遊び半分の恋愛ごっこだったのだろう。
けれどその中で一人だけ真剣にアタックしてきた子がいたことを覚えている。
他に好きな人がいた私はその子の告白は断ったのだが、そういう縁でライヴの機会があるたびに彼女は楽屋まで足を運んでくれた。
わずらわしく思うこともないではなかったが、自分を好きでいてくれる人間がいるということが嬉しかった。
人懐っこくやわらかい性格の子で、姿恰好も真鍋和とはぜんぜん似ていないが、その子も眼鏡はかけていた。
……
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