過去ログ - 9982号「あなたがミサカの…お姉様…?」 美琴「えっ…」
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91: ◆k6RW/3k7XQ[saga]
2011/05/09(月) 01:27:38.26 ID:On8RTD2wo

間違いない、何かあるんだーー。

そう打ち止めは確信する。

打ち止めは9982号から視線を反らすことなく言った。

打ち「ミサカは、あなたのことを知りたいの。ってミサカはミサカはお願いしてみる」

9982「…そう、ですか。まぁ、そうですよね…」

さっきまで元気だった9982号の声が少しずつ小さくなっていくのが分かる。

9982「みんなはミサカのことを知らないわけですからね…」

9982号はこくり、と一回頷くと、
意を決したように打ち止めを見つめ返す。

それは、今までとは打って変わって、真剣な9982号の表情だった。


9982「ちょっと、長くなるかもしれませんが…よろしいですか?」

打ち「うん、大丈夫だよ。ってミサカはミサカは頷いてみる」




9982号は打ち止めから窓の外に視線をずらし、雲からちょこんと顏を出す太陽を見つめながら、目を細めた。


9982「ーー正確に言えば、ミサカは"接続出来ない"のです」

打ち止め「接続できない――?」

打ち止めは首を傾げる。

9982「たぶん、妹達全員が知らないことだと思いますが…」



9982号は太陽を見つめたまま、静かな口ぶりで告げる。




9982「ミサカは――――
失敗作なのですよ」




打ち「――え?」


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