過去ログ - 一方通行「フラグだと? って事ァ」  レッサー「私はあなたが好きって事です♪」
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936: ◆3dKAx7itpI[sage]
2011/03/17(木) 22:02:53.10 ID:BZFhL1eSo


スリル満点のジェットコースターを思う存分楽しんだ一方通行は現在、
ショッピングセンターのトイレの個室の前で佇んでいた。

以下略



937: ◆3dKAx7itpI[sage]
2011/03/17(木) 22:03:57.83 ID:BZFhL1eSo


彼女はジェットコースターマシンが終点に到着した後、顔を両手で覆い隠しながら全速力で下車し、
近くにあった化粧室を見かけるや否やそのまま個室に閉じこもってしまったのだ。

以下略



938: ◆3dKAx7itpI[sage]
2011/03/17(木) 22:04:52.97 ID:BZFhL1eSo


「・・・・・・・・・・・・」


以下略



939: ◆3dKAx7itpI[sage]
2011/03/17(木) 22:05:51.03 ID:BZFhL1eSo


「うるっさいわね・・・・・・分かってるわよ。 つーか女子トイレに平気で入ってくんじゃねぇよテメェ・・・・・・」


以下略



940: ◆3dKAx7itpI[sage]
2011/03/17(木) 22:07:05.63 ID:BZFhL1eSo


程無くして、ヴェントが化粧室から出てきた。明らかにしょぼくれている。


以下略



941: ◆3dKAx7itpI[sage]
2011/03/17(木) 22:08:17.73 ID:BZFhL1eSo


「・・・・・・・・・・・・」

「少しは胸の中のモヤモヤも消えたか?」
以下略



942: ◆3dKAx7itpI[sage]
2011/03/17(木) 22:09:04.03 ID:BZFhL1eSo


ヴェントは一切こっちを見ずに、一方通行の意志など無視して歩を進めていく。
さっきまで死にそうな顔をしていたくせに、と一方通行はうんざりとした表情を浮かべた。

以下略



943: ◆3dKAx7itpI[sage]
2011/03/17(木) 22:10:08.10 ID:BZFhL1eSo


何か言いたげに、しかし言おうかどうか逡巡しているように見える。
一方通行はヴェントと手を繋いだまま、とりあえず彼女の言葉を待っていた。

以下略



944: ◆3dKAx7itpI[sage]
2011/03/17(木) 22:11:10.07 ID:BZFhL1eSo


ヴェントはしばらく押し黙っていたが、やがて観念したように息をついて
一方通行の顔をキッと睨みながら答えた。

以下略



945: ◆3dKAx7itpI[sage]
2011/03/17(木) 22:12:33.85 ID:BZFhL1eSo


ヴェントにとって、これは非常に勇気の要する言葉だっただろう。
彼女は決して軽くしてはいけないと思っていた。胸に秘める過去の悲劇を、科学に対する憎悪を。

以下略



946: ◆3dKAx7itpI[sage]
2011/03/17(木) 22:13:55.79 ID:BZFhL1eSo


それでも、ヴェントは言葉にした。口にして伝えた。今の自分の正直な気持ちを、
自分と一緒に闇を抱えてやると言ってくれた、目の前にいる白い白い少年に。

以下略



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