22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/20(日) 02:44:31.06 ID:mZzWb1OW0
私「え?」
ゆきちゃん「ええ、しかし、やはり同姓間でのああいうやりとりは周囲の誤解を招きますし」
ゆきちゃん「なんというか見ている方が気恥ずかしいと申しますか」
あれ? ゆきちゃん?
お姉ちゃん「―――ああ、そんなに変だったかしら」
お姉ちゃん「こなたの変なノリに慣れ過ぎたのかしらねえ」
お姉ちゃん「私としてはそういうつもりは無かったんだけれど」
ゆきちゃん「そうですね。泉さんは芝居がかったリアクションの多い方ですし」
ゆきちゃん「それに慣れすぎると、そうでない人との温度差が出来てしまうかもしれませんね」
違うよ? そんな話じゃ。
ああ、そっか。
【あのときの事】を意識して喋ってるの、私だけ、なんだ―――――。
お姉ちゃんもゆきちゃんも、まだこの土俵に立ってないんだ。
あ。
あ。
私「あ」
私「あ」
お姉ちゃん「ん? どうしたの?」
ゆきちゃん「つかささん?」
ここは分岐路。
ここが分かれ道だ。
人生の分かれ道みたいな大それた瞬間じゃないけれど、
それでも、私達の未来は、ここで二つに分裂している。
たくさんの平行世界があったとしても、ここで一度ひとつに集約しているだろう、
そんな避けては通れない絶対のターニングポイント。
言うべきか。
言わぬべきか。
それぞれの先には何があるのか。
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