36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/01(火) 03:09:43.76 ID:y8aJDpn80
私「あうー……ご、ごめんね? なんか二人が心配で」
こなちゃん「全く。ここまでするとは思ってなかったよ」
私「あ、でももう私帰るところだし、ちょっと心配し過ぎたかなーみたいなー」
こなちゃん「……それならいいんだけどさ、つかささあ」
一瞬、言うか言うまいか迷った表情をして、でも口を開くときにはジッと私を見据えて、
「友達だと思ってるから無茶はしたくないんだけどさあ」と前置きを添えてこう言いました。
こなちゃん「あんまり鬱陶しい事してる様だとタダじゃ済まないよ」
脅しか忠告か。
どちらにしても警告。
目が、目が怖すぎるよこなちゃん。
私「だ、大丈夫。今日見て、気にしすぎだったって分かったから……あはは」
こなちゃん「最初からずっと見てたの?」
私「そう……ごめんなさい……」
こなちゃん「ふうん」
私「そ、それじゃ私もう帰るから、っていうかやめる所でこなちゃんが声を掛けてきた感じで」
私「そのなんていうかだから! もう気にしないで。私ももうこういうことしないし、それじゃ」
こなちゃん「待ちなよ」
一秒たりともこの場に留まりたくない。
そんな私をこなちゃんが呼び止めます。
こなちゃん「まあ心配かけちゃってるのは? 悪い事だとは思うんだけどね」
一歩、一歩と、こなちゃんが私の方へ歩み寄ります。
傾いた太陽が作り出す長くて濃くて不気味な影。
体の軽いこなちゃんは音も無く、ただ影がヌルヌルと動くように私に迫ります。
空気が重たい。
こなちゃん「ごめんやっぱもう」
こなちゃんが背筋を伸ばして顔と顔との隙間を殆ど無くします。
全てが届く距離感。どちらかが何かをすれば、もう絶対に回避できない間合いで。
お姉ちゃん「こなた―――――につかさ? なんでこんな所に居んの?」
私「ぉ、お姉ちゃん」
こなちゃん「つかさも丁度たまたまショッピングに来てたみたいです」
お姉ちゃん「そうなんだ。じゃあもう時間も時間だし帰りは三人で行こっか」
私「え、あ、いいの?」
こなちゃん「いいじゃんいいじゃん。帰りくらい」
こなちゃん「ずっと付いて回られたら流石に罰ゲームものですけれどね?」
っ。
お姉ちゃん「外では敬語もやめろって言ってるでしょ。知り合いが聞いたら違和感ありまくりじゃない」
こなちゃん「敬語くらいいいじゃな」
お姉ちゃん「駄目」
こなちゃん「むうう、かがみんは固いなぁ」
そして小さな声で一言。
こなちゃん「次はないよ」
と。
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