46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/02(水) 10:21:52.10 ID:LnsOIbjh0
☆
お姉ちゃん「おかしくなってるって」
私「前までだったらさっきみたいな言い方は絶対にしなかったもん」
お姉ちゃん「知らないわよ……とにかく道を開けなさい、邪魔」
私「ちゃんと話してよ」
ゆきちゃん「かがみさん、何かあるんでしょう。話してください」
お姉ちゃん「さっきから何かある何かあるって、あああもういい」
お姉ちゃんは携帯電話を取り出してコールします。
連絡先は―――――。
私「ちょっとお姉ちゃん」
すると間も無く、こんこん、と。
私達の席あたりの窓が軽く打ち鳴らされました。
窓の外には、こなちゃん。
私「なんで、居るの……」
窓越しなのでこなちゃんが何を言っているのかは分かりません。
だけどこなちゃんの言いたい事と、すごく不機嫌になっている事だけは簡単に分かりました。
人差し指で私を差して、通路側へと流すジェスチャー。
口元の動きは「お」と「え」の二文字。
お姉ちゃん「怖い怖いこなたが「どけ」っていってるけど?」
ゆきちゃん「泉さんに知られたくなくてわざわざ呼び出したのが分かりませんか」
お姉ちゃん「知らないわ」
どん。
ゆきちゃん「かがみさん」
お姉ちゃん「つかさ、どいてくれる?」
私「でも」
ドン!
私「ひっ」
ゆきちゃん「……どうしようもありませんね」
お姉ちゃん「つかさどいてー」
もう道を開けるしかありません。
私「……」
お姉ちゃん「ほいサンキュ」
お姉ちゃん「じゃあ私もう帰るけど、つかさあんたどっかそこら時間潰してから帰ってきてよ」
つかさ「なんで。何時まで」
お姉ちゃん「そうねえ、5時くらいまで。あんたさえ居なけりゃ今日は遅くまで誰も居ないし」
お姉ちゃん「晩ご飯作りたくなかったらコンビニででも買って帰ってきなさい」
お姉ちゃん「じゃあまた夕方くらいに」
そうやって手を振りながら喫茶店を出て行くお姉ちゃん。
窓の外を見るとこなちゃんはもう居ませんでした。
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