過去ログ - とある黒夜の母娘物語《ハートストーリー》
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13:@vip
2011/02/19(土) 23:35:26.70 ID:PbcToQ4f0




 目の前にパンとシチューが並べられる。

 ほっくりしたシチュー、香ばしいパン。

 オルソラの料理はみんな美味しかった。



 皿を下げながら、何となく掃除をするオルソラを見てみた。

 修道服の袖をまくって、食器を洗っていた。

 前かがみになると、その豊かすぎる双美山が強調される。

 昨夜の光景が、フラッシュバックした。

 大きくて、優しくて、暖かかったオルソラ。

 優しく撫でてくれた、オルソラ。
 
 何も無い自分を包んでくれた、オルソラ。




 「……オルソラ」

 「はい?」

 ………。
  
 この人は、…あんなこともあったのに、

      ‥最初から大切な人だったみたいな…

               そんな笑顔されたら、………。


     甘えたくなっちゃうじゃ…ない‥ですか。


「あらあら 最近のアニェーゼ様は甘えんぼちゃんですねぇ」
 
 甘い唇が交じりあう。

 何度も何度も、幾重にも。まるで本当の母娘《かぞく》のように。

 昼まではまだ少し。
 
 ステンドガラスの聖母《マリア》と初春を感じさせる麗らかな太陽が、

 穏やかに二人を見守っていた。


終わりor安価希望があれば続く


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