過去ログ - とある黒夜の母娘物語《ハートストーリー》
1- 20
6:@vip
2011/02/19(土) 18:25:07.24 ID:PbcToQ4f0


オルソラは、眠り姫が魔法をかけられた後も、しばらくその体を抱きしめていた。

(すすり泣きを聞いて興奮した、とか、母性本能を刺激された、とかではないんですよ。...本当です、本当ですって!)   

 思い起こせば、二人の出会いはとんでもなかった。

 追う者と、追われる者。

 挙げ句の果てにリンチ紛いのことまでされた。

 あれから一年と少し。

 アニャーゼに対しての恐怖心も薄れ、おなじ-仲間-になっていた。 

 (しかし、人生とはおもしろいですね。)

 (あのとき私を殴った少女が、今は私の胸の中で眠っているとは、)

 ドキドキ、ドキドキ

 (そして、こんな気持ちになるなんて)

 だんだん顔が紅潮してくる、自分でもわかった。
 
 長い睫に僅かに残る涙の色艶や、子ども特有の乳香、 細くか弱いその両手、擦り寄せてくるその体温。
 
 その全てが愛らしかった。
 
 (はっ!、愛らしいなどとイケマセン)

 (これはそう、母性愛なのです。つまりまたっく変ではないのです)

 (ない……デスョネ)

 そうして夜は、更けてゆく。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
14Res/8.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice