過去ログ - 酒場で戦士募集したら勇者が仲間になった3
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142:Qw02 ◆0H/0dQv4.Q8B[saga]
2011/04/01(金) 21:55:22.19 ID:DmbWwsBq0
<3>

 坊主(ぴ……ピンク……)

 いかに異様な頭部を持とうとも、直ぐ様目線がそこに向かってしまったのは男としてしょうがないことと言いきれるだろう。てゆうか見られているのに全く隠そうとしない女の子。女の子?

 魚人「それ、私の」

 ジャリ

 魚人は俺の持っている制服を指さし、砂を裸足で踏みしめてゆっくりと近づいてきた。

 坊主「あ、あわ」

 異様な光景である。
 めちゃめちゃ異様な光景である。

 坊主「う、う、うわああ!!」

 俺は制服をその場に置いて逃げ出した。一糸まとわぬ(少し疑問の残る表現だが)姿を見られた彼女の方が普通は逃げ出す側なのだが、

そこはほら、俺はまだ少年だし?
 
 坊主「うあああああああああ!!」
 
 軽く涙を零しながら俺は走る。最初に見た異性の裸があんなのなんて思いたくなかったのだ。
 なんとかしてこの頭の中の画像を消してしまいたい。そのためならば、今なら先輩の鉄拳制裁もありがたく受け入れられる。
 
 坊主「うああああああああああ!!」

 没個性の塊。そんな俺にとって彼女は眩しいくらいに個性的存在だった。
 いや、冒涜的だった。




    冒涜的な彼女。


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