過去ログ - インデックス「長点上機?」一方通行「あァ?」
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105: ◆ObanGQEW7M[saga]
2011/02/27(日) 01:02:09.97 ID:ta2oSvaAO




かつん、かつん

「……うー」

「……」

「……」グルグル

ちらりと後ろを見ると、預けた鞄を大事そうに両手で持ちながらシスターは何やら思案しているようだった

「……ハァ」

面倒なことになるなと、ため息が一つ零れる。
視線を前に戻し、彼女にギリギリ聞こえるかぐらいの大きさの声で喋った。


「……言いたいことあンなら言え」

「良いのかな?」


一つの頷きで返した。

ゴクリと、唾を飲み込む音が聞こえた。

「あくせられーた、あなたは能力者なの?」

「あァ」

「……即答だね」


この街に疎いインデックスでも魔術名のように能力名=殺し名では無いのは重々承知しているが、やはり聞くのには躊躇ってしまう。

彼女の同居人はレベル0。
初めてのこの街での友達は自身の能力を好んでいない。
同じくイギリス清教のスパイは能力のせいで多少の無茶を厭わない。
親友は幻想殺しで消えてしまう。

こんな友人達が居るのに、能力開発に良い印象を抱けなくても仕方のないことだろう。



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