過去ログ - インデックス「長点上機?」一方通行「あァ?」
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130: ◆ObanGQEW7M[saga]
2011/03/01(火) 23:02:22.05 ID:qTsAWdPAO




「お腹空いたかも」

「確定的なことだろォ」

「そうとも言うんだよ」

「フン……」

吐く息は白く、空もどんよりとした陰りを見せるそんな中。

一方通行は今日トータルで三本目になる缶コーヒーを開けた。


口から食道を熱い塊がこぼれ落ち、じんわりとした熱を胃に伝える。

非常に寒い日だ。
この痛いぐらいの刺激と、独特の酸味と苦味が非常に痛快だった。


「――」

インデックスは、ナフキンの目を解く手を休め、ただ彼を見つめる。
信じられない物でも見たかのように。

「なンだァ? ここらに霊的なモンでも居るのかよ?」

視線に気づき、自身の周辺をくるくると見回してみた。
勿論何も居るわけではない。


「ち、違うけど――」

「じゃァ、俺の顔見て驚くな」


手を伸ばして、フードに触る。
滑らかな布は、ひんやりと冷たい。


「それとも言いたいことがあンのかよ」

「えっとね」



言いよどみ。
彼は見計らって手を離す。

それは、ちょうどこの瞬間に堰が切れたような。


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